水色メランコリー

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素敵なものを求めて彷徨う。 ぬるゾンビ/ぬるゲーマー/ぬるロマンチスト

土屋賢二的自省 その2

白髪が増えたなあと思う事が多くなった。

僕はまだ世間一般的に「老けたね」と言われる年齢には至っていないと思うし、「老い」と年齢は比例するものではないと思っている(これを話し出すと文字にして20文字以下もかかってしまうため、またの際にしようと思うが既に20文字を超えている)。けれど、今まで生きてきた上で髪が真っ白な子ども、髪が真っ黒なご老人をあまり(というか殆んど)見た事がない事に加え、周りの同年代に白髪を持つ人間がいない(周りには3人もの同年代の友人がいる)ので余計にそう思うのだろう。

 

「若白髪」という言葉があるのもまさにそういう事だろう。原因に⒈遺伝や⒉精神的ストレス、⒊栄養不足、⒋病気が挙げられるようだが、世論を2〜3人から吸い上げたところ、主に⒉の精神的ストレスが元で若いうち(繰り返しになるが僕は年齢を重ねたからと言って若くないと言いたい訳ではない)に白髪になっていると考えるのが一般的であるようだ。それを防ぐためにはa.バランスの取れた食事、b.頭皮マッサージ、c.ストレス解消が有効であるらしい。

でもよく考えてほしい。果たして改善策のa.〜c.は本当に有効な手段だろうか。

 

a.バランスの取れた食事を心がけようとすれば、健康的な料理の献立から考えねばならず、加えて家計簿と睨めっこをしながら薄い財布を脇に挟みスーパーへ走り、17:00のタイムセールを狙い熾烈なビーチフラッグに打ち勝たなければならない。こんな事をするくらいなら、すき家でボタンを押して300円ほどの牛丼を食べる方が余程ストレスを溜めないと言える。

 

b.頭皮マッサージも僕から言わせれば勿論ストレスフルな手段である。どういうマッサージが頭皮に効くのか(本当に効くのかも疑問符を打たざるを得まい)、それが1人で出来ないものなら協力者も探さねばならず(僕には4人ものたくさんの友人がいるが)、また理髪店等でそのサービスを受ける方が良いのか、果たしてそのサービスは幾らなのか、そうであれば何処の理髪店が良いのか…。

 

こうして考えを巡らせばストレスを溜めるのが必至である事からすれば、到底c.ストレス解消には辿り着けまい。と言うよりも「精神的ストレスを溜めない秘訣はストレス解消」というのは、一歩間違えれば辞書で「枚挙にいとまがない」を引いたときに「枚挙にいとまがないこと。またそのさま」が出てきてしまうくらい当然の事になりかねないので注意が必要だ。

 

このような思考回路が、更に白髪を増やすのである。

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土屋賢二先生に愛を。