水色メランコリー

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素敵なものを求めて彷徨う。 ぬるゾンビ/ぬるゲーマー/ぬるロマンチスト

愛とは

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誰かに愛されていたい。誰かに好きだと伝えたい。笑われても良いけれど、あたたかな家庭を築いて穏やかに平凡に暮らしたい。

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僕は何でもない普通の家庭の長男として生を受けた。父は寡黙で気分屋。母は人情味があって少しお節介。これまで沢山の失敗もしてきたし沢山叱られてきたけれど、30歳になって両親のあたたかさに改めて、漸く気付けた。

そんな僕だから親孝行はしたいし、可愛がられてきた親戚の人たちにもお返しがしたい。休みの日にはたまに顔でも出して近況を報告したい。「また来なんよ」と言われて手を振りたい。その隣には妻と手を繋ぐ小さな子ども。こんな想像をするのは、全然おかしなことじゃないと思う。

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これまで30年、後悔がないかと言われれば嘘になる。こうすれば良かったああすれば良かったなんてことは沢山ある。ただ、過ごした日々を無駄だとは思わない。思い出は思い出のままで、幸せだった時間はそのまま僕の記憶に残り続けて、いつしか色褪せて、僕がこの命を終える時に一緒になくなっていけば良い。

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お世話になっている先輩が「死ぬ時に『幸せな人生だったなあ』と思えるように生きなくてはならない。お前はそうあるべきだ」と言ってくれた言葉がずっと心にある。

過去を振り返ればキリがないし、前に進めない。一度しかない人生で、これから素敵な景色が待っていると信じて、今までの反省を全部持って、楽しみながら寄り道しながら歩いていきたいと思っている。そのとき隣に愛すべき人がいて、一緒に笑ってくれるならそれはとても幸せなことだろう。

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心で繋がりたい、とここ最近ずっと思っている。

別に会話が大事だとも思わない。優しい言葉が必要だとも思っていない。時に喧嘩になって、互いの嫌な部分が見えたとしても、やっぱり心で繋がっている。どこに転がったとしても、どうしても気に掛けてしまう。酷い言葉を言ったとしても、次の日に「おはよう」って気まずそうに言いながらいつしか笑い合っている。家族ってそんなものじゃないだろうか。簡単に言えば"情"のような、"くされ縁"のような。

夫婦は家族の中で唯一血の繋がっていないふたり。それを補填するのが心、だと僕は思っている。

"綺麗でも僕らの仕事は汚いから"

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"we are infinite!"

そう思っていた。

僕は次の夢を見る。