おめでとうの気持ちとともに
友人に第一子となる子どもが生まれた。本当におめでたいことである。
その夫婦は昔からよく知っているのだけれど、交際しているときからも仲が良く、サプライズで告白したり、部屋の装飾をして写真をたくさん撮ったり、まあ他人から見ても幸せな二人だ。
振り返って、僕がそうだったかというとそんな事はない。写真を撮るのも嫌いじゃないし、サプライズをするのも受けるのも嫌いじゃない。ただ何となく億劫で、何となく気恥ずかしくて、何となく面倒だと思っていたような気がする。
でも、表現するかどうかの違いで、心は持っている。たくさん飾り物をしなくても、たくさんの写真を撮らなくても、その人に感謝の気持ちや愛情がないことにはならない。
ただもちろん、お祝いされたりサプライズされると嬉しいものである。毎年ならともかく、毎月、毎週となると継続には努力がいるけれど、たまに気が向いたときにさりげなくプレゼントする。このくらいの感覚で生きるのもまた悪くないんじゃないかな、と思ったりもする。