「アス」
監督: ジョーダン・ピール
2019年(アメリカ)/116分
キャスト: ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス他
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ジョーダン・ピール監督はコメディアンだったが、ホラーをこよなく愛しているという。なるほど「シャイニング」や「ファニーゲーム」、「13日の金曜日」のオマージュがふんだんに盛り込まれている。アイロニーを込めたマイケル・ジャクソン要素、これらの時点でも相当好きなのに、前作「ゲット・アウト」ではホラーの枠組みで人種差別を訴え、今作は貧富の2極分化をホラーに乗せて時にコミカルに描いてみせた。絶妙なタイミングで差し込まれるコメディ要素も忘れていないのが非常に素晴らしい。
n.w.a.の「fuck the police」がサイコーだった。
ラストのどんでん返しもかなり好み。
"人を指差したら、3本は自分を向く"にはっとさせられる。
今後も期待したい注目の監督です(ホラーファンだから)!