水色メランコリー

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素敵なものを求めて彷徨う。 ぬるゾンビ/ぬるゲーマー/ぬるロマンチスト

裸足の季節

蝉の声がすると、ああ夏だな、と思う。

僕は暑さが嫌いだ。どちらかと言えば人より汗をかく方だし、何より身体が怠くなる。かと言ってエアコンの風ばかり浴びていても気分が悪くなる、わがままな身体だ。

それでも、夏は好きだ。色鮮やかな彩色、高く伸びた空、何故だか何処となく無常を感じる、そんな夏が好きなのである。

 

諸行無常の響きあり」と歌われるように、日本には四季の美しさがあって素敵だなと思う。

最も好きなのは秋。鮮やかだった葉が落ちて、肌に触れる風がだんだんと冷たくなって心がきゅっとなるから。

逆に意外だと言われるけれど、強いて言うなら春はそこまで好きじゃない。イメージされるのは新たなスタート、生命も動き始めて活動的な印象がある春だけど、夏や冬に比べると一枚劣る。僕自身快活な人間ではないから、春の勢いについていけないのも一つの要因かもしれない。それと単純にだんだんと暑くなり始めるのもなんだか楽しくない。

でも季節はそれぞれに良さがあって、その度に「秋だなあ」「春だなあ」なんて思いながら、いつも嬉しくなる。

もうすぐ夏がやってくる。

今年の夏はどんな顔してる?