勝手にレコメンド:vol.1「maladoroit」
weezer「maladroit」
- american gigolo
- dope nose
- keep fishin'
- take control
- death and destruction
- slob
- burndt jamb
- space rock
- slave
- fall together
- possibilities
- love explosion
- december
"勝手にレコメンド"という事で、個人的な心の名盤を文字通り勝手に紹介していこうという誰が得するのか分からないコーナーを作ってみる。
今回はみんな大好きweezerの4枚目のオリジナル・アルバム「maladoroit」。
weezerとの出逢いは3rd、通称グリーン・アルバム。中学生の頃から大好きで聴いているアルバムだけど、マラドロワってどんな意味なんだ?と思って今更ながら調べたら「不器用な」という意味らしい。
確かにこのアルバム、製作時間もとても短かったようで、グリーン・アルバムと世間一般の名盤と言われている5th「make believe」の間に位置づけられる作品だけど、なんだか影が薄いような気がする。
それでも、僕の中では「weezer聴こうかな」と思ったときに真っ先に目がいくアルバムなのです。
アップテンポなドラムにディストーションギターが乗っかる1「american gigolo」から始まるこのアルバムは、「不器用な」という意味そのままに粗削りで、でもリヴァース・クオモのソングライティングセンスの光ったままラストの13「december」まで、センチメンタルを掻き立てながらあっという間に突っ走っていく。
青春時代は7「burndt jamb」の静と動にやられたものだ。カッティングの効いたリフからお洒落なメロディで歌い始めたかと思うと、ノイズのかかった太いギターとともにバンドサウンドが大きくなる。少年の心を持っていくには十分だった。
エモーショナルな11「possibilities」はweezerには珍しいパンクサウンド。曲の長さも2分しかない。
oh, oh
possibilities
take you home with me in your arms
i never thought i'll do that
take me all the way
and let your body stay
こんなことがあるんだ
君に抱かれて家に行く
考えもしていなかった
僕は君の物だ
このままでいたいよ
ここからの12「love explosion」の流れが素晴らしい。
so jump out, jump out
get your groove on
this one is for you
so c'mon
get out the house girl
and give me a kiss
そう、飛び出すんだ
一緒に楽しもうよ
それは君を待ってる
さあ おいで
家になんかいないでさ
僕とキスをしようよ
こんな人にお勧め:
- 手っ取り早くキュンとしたい人
- クオモと「スラ〜ブ」を合唱したいひと
- 何事にも不器用な人
こうして記事を書いていて、僕はいつまでもウィーザー・キッズなんだなあと改めて思いました。
パワーポップよ永遠に!
アイムマラドロワ!