ゲリラ的3人トリテ会
先日は4連休の終わりに、大学の友人(きょうへい)と会う約束を。久しぶりに遊びたいというので、面子的な面と共通項から弟も連れて行くことに。
トランプを使って3人トリックテイキング会を開きました。
- ネイブ
まずはネットで紹介されていた「ネイブ」を。
52枚を配り切り、余った1枚は切り札表示カード。マストフォローのトリックテイキングなんだけど、1トリックにつき1点、ただしJはスートによりマイナスが加算される(♠︎-1、♣︎-2、♦︎-3、❤︎-4)。先に20点に到達したプレイヤーの勝ち。
誰がどのJを持っているかがバレると、そのスートで攻められて出させられたりするのでその辺に注意してプレイしないといけない。大きく点差が離れることはないけど、オーソドックスなプレイ感で安定して面白かったゲームでした。
- trick of the dead
かのジョージ・A・ロメロの名作のオマージュ的なタイトルが付けられて3人用トリテならやるしかない!と息巻いてプレイした「trick of the dead」。3スートの3〜9とKのみを使用。前半と後半に分かれていて、前半はメイフォローのトリテ。ランクの大きいプレイヤーが1点獲得、その後ランクの低かったプレイヤーから順に今のトリックのカードから1枚を取り自分の前に伏せる(これをゾンビ札と呼ぶ)。残り手札が1枚になったらゾンビ札を回収し後半戦、1トリックにつき2点のマストフォローでKが切り札。後半にたくさんトリックを取ればいいかといったらそうでもなく、前半と後半の合計点の1の位の数字が大きいプレイヤーの勝ち。
2回ほどプレイしてみて、確かにテンポは良く前半と後半の点数を考えながらプレイしていかないといけないんだけど、なんかすっきりしすぎてる印象。手札にKがあれば常に最強なのでその手札運と使い所?ゾンビとトリックテイキングが好きすぎるあまり個人的な期待値を上げすぎた感はあります…
ゾンビのバイシクルでやったらまた雰囲気も変わるかしら。
でも、以前獲得したカードが復活するあたりのシステムは好きなので、また機会があればやってみたいかな。
- ナインティナイン
3人用トリテといえばこれ!と言われるナインティナインだけど、ようやく遊べた。色々とルールが変更になっているようだけど、各スートの6〜K,Aとジョーカーを含めた37枚を使用。12枚ずつ配って残った1枚が切り札スート表示、これがジョーカーか9ならノートランプ(切り札なし)。手札にジョーカーが来たら切り札表示のカードとして扱うのが良いルール!
所謂ビッド系のトリテなんだけど、ビッドは3枚の手札を使って行う。12-3=9トリックあるけど、伏せたカードのマークで枚数を決める(♣︎=3、❤︎=2、♠︎=1、♦︎=0)。例えば♣︎♣︎♠︎なら3+3+1=7トリック取る、のような感じ。
全員3枚伏せたらマストフォローのトリックテイキングを行い、1人のみビッド成功なら30点、2人成功なら各20点、3人とも成功ならそれぞれ10点。それにプラスして獲得したトリック数×1点。
また、伏せた後にプレミアムビッドをする機会が与えられる。①デクレア(ビッドしたカードをオープンしてプレイ)、②リビール(ビッドしたカードと手札を全オープンでプレイ)の2種類あって、デクレア成功なら追加で30点、リビール成功なら追加で60点(!)。
9ディール方式ではなく100点到達で勝利というルールで2回ほどプレイしたけど、どちらもきょうへいが勝った。そのうち1回はリビールも成功させてしまう始末…。リビールをビッドされて上手くいかせてしまうなんて、なんて兄弟だ!
噂に違わぬ面白さ。ナインティナインは今後もプレイしたいトリックテイキングでした。
- ロウボート
ロウボートを3人でプレイしたのは初めて。ゲーム終了条件が150点に変更になるのと、他には灯台を使用した際にそれぞれの手札を見られるという点くらいかな。
3人でも十分面白い傑作!要は打ち出しプレイヤーが別にいて且つ何を出すかが決まっていて、何トリック取れるかというゲームなんだけど、これだけのルールで十分面白いもんなあ。
サンドバッグのルールで僕が1回転覆、きょうへいと弟が160点ずつで同点だったけどサンドバッグ差できょうへいの勝ち。相変わらずトリテ強いなあ…
- klask
最後はきょうへいの持ち物であるklaskを。
磁石を利用したエアホッケーみたいなゲームで、6点先取で勝利。オレンジの玉を相手ゴールに入れれば1点。もしくは中央に3つの白い物体がコマに2つ以上付いてしまうと相手に1点。あとは自陣ゴールにコマが入ってしまうと相手に1点。
たったこれだけなのに、自滅したり白いラインが引っ付いたりしてゲラゲラ笑ってプレイしてた。今回はインストしてもらって兄弟対決だったけど、6-5で辛勝。まあ兄だし、そりゃ勝たないとね!
今回使用したトランプは錯視がモチーフになっていて、トリックアート展的なところのお土産屋さんで購入したやつなんだけど、材質がとても好みでした。変にエンボス加工じゃなくてこういうのもいいなあ。旅行先に行ったらまずお土産はトランプを見る事にしよう。
トリックテイキング
僕の好きなゲームのジャンルに、トリックテイキングと言われるものがある。
殆どのトリックテイキングゲームには、配られた中からリードプレイヤーが1枚カードをプレイし、他のプレイヤーはルールに沿って1枚ずつプレイし、その中で最も強いカードを出したプレイヤーがそれらのカードを取る。これを「トリックを取る(=トリックテイキング)」と呼び、そのプレイヤーが残った手札から1枚カードをプレイし…という大筋の流れがある。
トランプでいう絵柄の種類(マーク)のことを「スート」と呼ぶが、リードプレイヤーが打ち出したカードのスートと同じものをプレイしなければならない「マストフォロー」というルールがオーソドックス。マストがあればもちろんスートをフォローしなくても良い「メイフォロー」のゲームも多数存在する。
殆どのトリックテイキングゲームはこの流れを踏襲していて、そこにゲーム毎に面白いルールで味付けがなされている。これは本当に多彩で、トリックを沢山取ることを目的とするゲームや、逆に取らないことを目的とするゲーム、自分が何トリック取れるか予想する(=ビッド)ゲーム、またはチーム戦、はたまた全員で協力して目的を達成するゲームなど、その種類については枚挙にいとまがない。でも、基本的なルールは一緒で、一度覚えてしまえれば他のゲームにすんなり入ることができる。僕がトリックテイキングを好きな理由の一つにはこの部分が大きい。
先日は2人用トリテの「ダックスープ」を遊んだ。
メイフォローで、前半のダックステージと後半のスープステージに分かれる。配られる手札は13枚で26枚が山札。ステージによってカードの強さが異なり、ダックステージでは強い順にA,2,3...J,Q,K、スープステージではA,K,Q...4,3,2。
リードプレイヤーのスートをフォローして尚且つランクが上ならトリック獲得(1点)。スート違いのカードならリードプレイヤーがトリック獲得(2点)。もしくは同じ数字を出せば勝てる(2点)が、リードプレイヤーがまた同じ数字を出せば権利が回ってくる(4点)。更にそこに重ねられればフォロープレイヤーの勝ち(4点)。プレイした分だけ山札から補充して、山札が枯れれば後半戦へ。1ディールの勝負は前半と後半の点数を掛け合わせたものが得点となるので、バランス良く点数を重ねる事が大事。
初心者にも分かりやすい、トリックテイキングの導入には最適なゲームだと感じました。マストフォローの概念の導入として取り入れたいなら「ジャーマンホイスト 」をやってみたいけど、これはまた後日。
それを魔法と呼ぶのなら
心地良い秋の空の下で、水色に煌めく時間を見た。
この世の憂いだとか日々の迷いがどうでもよくなってしまうような、目を閉じてそのまま眠り続けていたいような多幸感で胸も心も満たされた。
すべてはその時間の為にあった気がして、でも確かに、ぼくらだけの世界が秒針を抜け出してそこにあった。
僕は多分、この日食べたオレンジのアイスクリームの味を忘れない。
それが魔法というものなら
死ぬまで解けないかも
君の事を想うのなら
誰も理解してくれなくなったとしても
ぼくは今のままでいい
勝手にレコメンド vol.4「another sky」
grapevine「another sky」
- マリーのサウンドトラック
- ドリフト160(改)
- BLUE BACK
- マダカレークッテナイデショー
- それでも
- colors
- Tinydogs
- Let Me In〜おれがおれが〜
- ナツノヒカリ
- Sundown and Hightide
- アナザーワールド
- ふたり
大好きなバンド、grapevineの5枚目のアルバム。
僕の好きな色は水色なんだけど、ジャケットから分かるようにまさにそんな色の世界観。
アルバムを通して透明感や切なさが広がっています。
何が伝えられるんだっけ
君が好きなんだっけ
昂ってられるんだ
それが青春だ んなワケねえよ!
「BLUE BACK」はMVも良いです。
このノリノリのギターサウンドと疾走感が堪らない!
だけど
空に届きそうで
また手を伸ばして やめて
明日もう一度 いつかはきっと
あの向こうへと
精一杯息をして
いつの間にか
ぼくらには見えやしない
「アナザーワールド」は聴くたびにもの悲しくなる。
儚さとセンチメンタルと、琴線に触れる名曲。
このアルバムが鳴らすような水色を求めて、日々生きています。
きっと素敵な色に。
HERO
必要とされたい。
「あなたがいないとだめなんだよ」って言われたい。心で繋がっていたいと、いつの日からかずっと思っている。
だから、目の前だけじゃなくて、もっと先まで照らしていたい。
誰かにとっての、そのひとにとっての特別でありたい。
それだけで十分すぎるほどだ。
ずっとヒーローでありたい
ただ一人 君にとっての
ちっとも謎めいてないし
今更もう 秘密はない
と思って「シフクノオト」を聴いていたら、必要とされたい気持ちを歌う「言わせてみてぇもんだ」にループする。
良いアルバムだねえ。
言わせてみたいよ。
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一方で、僕の部屋を占領しているガラクタ/宝物たちを、笑って捨ててほしいなとも思ってる。
それだけの心でいつもうたっているよ。
届いているかは、分からないけれど。
i'm not in love
i'm not in love
so don't forget it
it's just a silly phase
i'm going through
別に恋をしたわけじゃないさ
当然だろう
ただちょっとヘンになってただけだよ
and just because i call you up
don't get me wrong
don't think you've got it made
ただ電話をしただけさ
誤解しないでくれよ
君の声が聞きたかったわけじゃない
i'm not in love..
僕は別に恋なんてしてないさ…
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「フードチェーンマグネイト」が気になっている。
勝利条件はゲーム終了時に資金を一番持っていることみたいだけど、本当に無一文の状態から裸一貫でゲームがスタートするらしい。運の要素もなく、プレイヤーの意思や選択で展開が変わっていく。一度失敗すると浮上するのが難しく、それを救済するようなルールやシステムもない。なおかつプレイ時間4〜5時間、インストも約1時間とかなり人を選びそうなゲームだけど、ものすごく興味がある。
重量級ゲーム歓迎!という人と是非やってみたいなあ。僕も含めてみんなが初めてプレイするのがいいな。みんなで模索していく感じ。
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やさしくて穏やかな時間がほしい。
何にも追われなくて、好きなものに囲まれている時間が。
君の胸に抱かれたい
愛されんだ そうだよ夢じゃないのさ
君のその胸に抱かれたい つよくよわくきつく
今更になってキリンジを聴くなんて、心に入ってくるなんてね。
それは100sや中村一義を聴いても同じことを思う。
んで どう? どう?
僕として僕は行く
僕ら問題ないんだろうな
きっとこんな気持ちで聴いていたのかなとか、秋の空の下で流しているとふとそんなことを思う。
ここまで来てしまったけれど、感謝の気持ちは持っている。
お互い良い方向を向きたい。
あれから随分と考えて、悩んで、悟りもした。
きっとこれからだってそうだ。
僕が残したものはなんだろう。
僕が受け取ったものは、なんだろう?
僕はまだこれから。
僕らは、まだまだこれからだよ。