水色メランコリー

thought/music/movies/boardgames/turf...

素敵なものを求めて彷徨う。 ぬるゾンビ/ぬるゲーマー/ぬるロマンチスト

トリックテイキング

僕の好きなゲームのジャンルに、トリックテイキングと言われるものがある。

殆どのトリックテイキングゲームには、配られた中からリードプレイヤーが1枚カードをプレイし、他のプレイヤーはルールに沿って1枚ずつプレイし、その中で最も強いカードを出したプレイヤーがそれらのカードを取る。これを「トリックを取る(=トリックテイキング)」と呼び、そのプレイヤーが残った手札から1枚カードをプレイし…という大筋の流れがある。

トランプでいう絵柄の種類(マーク)のことを「スート」と呼ぶが、リードプレイヤーが打ち出したカードのスートと同じものをプレイしなければならない「マストフォロー」というルールがオーソドックス。マストがあればもちろんスートをフォローしなくても良い「メイフォロー」のゲームも多数存在する。

殆どのトリックテイキングゲームはこの流れを踏襲していて、そこにゲーム毎に面白いルールで味付けがなされている。これは本当に多彩で、トリックを沢山取ることを目的とするゲームや、逆に取らないことを目的とするゲーム、自分が何トリック取れるか予想する(=ビッド)ゲーム、またはチーム戦、はたまた全員で協力して目的を達成するゲームなど、その種類については枚挙にいとまがない。でも、基本的なルールは一緒で、一度覚えてしまえれば他のゲームにすんなり入ることができる。僕がトリックテイキングを好きな理由の一つにはこの部分が大きい。

 

先日は2人用トリテの「ダックスープ」を遊んだ。

f:id:mayonaise-tele-tm:20200921204136j:image

メイフォローで、前半のダックステージと後半のスープステージに分かれる。配られる手札は13枚で26枚が山札。ステージによってカードの強さが異なり、ダックステージでは強い順にA,2,3...J,Q,K、スープステージではA,K,Q...4,3,2。

リードプレイヤーのスートをフォローして尚且つランクが上ならトリック獲得(1点)。スート違いのカードならリードプレイヤーがトリック獲得(2点)。もしくは同じ数字を出せば勝てる(2点)が、リードプレイヤーがまた同じ数字を出せば権利が回ってくる(4点)。更にそこに重ねられればフォロープレイヤーの勝ち(4点)。プレイした分だけ山札から補充して、山札が枯れれば後半戦へ。1ディールの勝負は前半と後半の点数を掛け合わせたものが得点となるので、バランス良く点数を重ねる事が大事。

 

初心者にも分かりやすい、トリックテイキングの導入には最適なゲームだと感じました。マストフォローの概念の導入として取り入れたいなら「ジャーマンホイスト 」をやってみたいけど、これはまた後日。