水色メランコリー

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素敵なものを求めて彷徨う。 ぬるゾンビ/ぬるゲーマー/ぬるロマンチスト

背中を押される

仕事上お付き合いのある方の家に、上司と一緒にお邪魔してご飯をご馳走になる機会があった。

兎に角奥様の作るご飯が美味しかった。鯛の刺身、ポテトサラダ、卵焼き、鯨のベーコン、鶏皮、マルチョウ、ビーフシチュー、カレー、珈琲まで…

 

その方は元々大手の一流メーカーの営業マン、奥様も国家資格を持っていらして、住んでいる場所やご自宅からしても所謂ヒエラルキーの上位に位置する夫婦。

最初は「住む世界の違う方々だ」ととても緊張していたのだけれど(というかずっと緊張していたのだけれど)、妙に人懐っこくて、この感覚は何だろうなあと思っていたら、その夫婦は社会的地位を全く気にせず人と接することのできる懐の深い方々だった。

人との繋がり、一期一会を大事にしているそう。「人の出逢いは限られている。だからこそ繋がりを大事にしている」人見知りの僕に改めて目を覚まさせていただいた。

 

「あなたはまだ30歳になったばかり。人生これから色々あるのだから、もっと楽しみなさい。良い人を見つけて幸せになりなさい」

前を向いていたつもりだったけど、行ってこい、と背中をとんと押してもらった、そんな夜でもありました。

最近痩せていたのにまた太っちゃうなあ、なんて思いながら、人間として一枚皮が大きくなったような、そんな気がして。