月はずっと
大変尊敬している先輩の言葉「噂は噂。その人がどんな人かは、自分で感じた感覚が全て」
僕は人見知りが故に、初めて接する前に予めどのような人なのか知人に聞いておきたい気持ちもあるし、それは別に悪いことではないけれど、重要なのは第三者の意見でその人の印象を形作ってはいけないということ。
これはとても大切なことだと思うし、逆にこれがないと裏を返せば"自分がない"ことにも繋がる。他人の印象を他人が決めるのであれば、果たして自分とは何か?ということになりかねない。
-----
他にも、例えば何か調べ物をしなければならないときなんかに、シンプルに「面倒だなあ」と思ってしまうことも珍しくはないと思うが、逆に「こういう機会がないと調べなかったことだから、自分の知識の1つにしよう」と思えば気分良く進められる。こうした発想の転換も大事なことだと思う。
-----
世界は見方を変えれば意外と輝いて見える。
その余裕を作るか、作らないかだ。
なかなか実践するのは簡単なことではないけれど、一つ一つ自分の肉にして大きくなりたい。
一枚上の人間へ。
-----
「月が綺麗ですね」と言ったとき、「月はずっと綺麗でしたよ」と言われたなら、それ以上の感動やときめきなんてこの世にあるのだろうか。
-----
「寒くはありませんか」
「海にでも行きましょう」
「ねぇ」
「うん」
蘇生
水色の街まで飛んで行きたいのに、僕にはまだ羽根がない
指を咥えて眺める青々とした空
気持ちの良い声で歌いたいのに、僕にはまだ喉がない
美しいメロディなら浮かんでいる
玉虫色の未来の為に、ゴムみたいな日々を飲み込む
遠くで凛と咲く花の香りで何とか息をしている
希望を掬い上げたいのに、僕にはまだ両手がない
代弁するように悲しそうに降り出した雨
地面を蹴って駆け出したいのに、僕にはまだ足がない
少しは走り方なら知っている
虹の掛かる道の先を、溜息を吐きながら想像した
その向こうで凛と咲く花の美しさをいつの日か感じたくて
心は持っている
僕はこれから生まれる
そう信じている
1.25倍速で
人は忘れる生き物だ。
見たり聞いたりした情報は直後から忘れていき、30分後には覚えたことの半分以上を忘れているものらしい。記憶を定着させるには繰り返し海馬を刺激する必要があるという。これには「入力」よりも「出力」が大事だそうで、例えばひたすら教科書を読むよりも覚えたことをノートに書き出したり人に伝えたりする方が忘れずに済む、ということ。
-----
僕は忘れたくなくて、眠たい身体で一つ一つを書き出した。
出来るだけ鮮明さを保てるように、ありのままの言葉で。
大事な記憶だけ反芻して生きていきたい。
柔らかな心をもった人たちと生きていきたい。
-----
未来の為に、退屈な日常へ戻っていく。
6/30 雑記
宝塚記念が終わって、上半期のGⅠも終了した。
キセキはレース中盤から捲り上げていって2着には来たが、優勝したクロノジェネシスは圧倒的な強さだった。バゴ産駒だから馬場も向いたのか…京都記念勝ち馬で非根幹距離もこなせるタイプで、覚醒してきてるかもしれない。
スティッフェリオもペルシアンナイトも着順は下の方だったけど、ペルシアンナイトなんかやっぱり和田氏だったから内目の先団につけて位置取りは抜群。直線は伸びなかったけど、全く悔いはなかった。
パドックで良く見えたのがラッキーライラックだったからキセキとの2頭で勝負したけれど…ラッキーライラックは不発に終わりました。
さらば僕の宝塚記念2020。
-----
下関レディースは大山が流石の貫禄で堂々の逃げ。脂が乗りまくってるね。
松本晶恵ちゃん頑張れ!
-----
僕自身に区切りを付けるためにも、競馬や競艇、競輪に対する在り方を見直そうと思う。
止める、とは言わないけど、30歳にもなったのでやり方を考えなくてはいけない。
僕は変わる。きっと変われる。
-----
僕のままでどこまでやれるか、追いかけてみようと思う。
"色づいた 果実すっぱくて
ああ 君は太陽 僕は迷わない
もう迷わない 君と"
-----
8月号の&premiumは「私の好きな映画」。
まだ書店に並んでないけど、見つけたら即買う。
映画の見方も人それぞれだなあと思う今日この頃。
ワクワクさせてくれるような映画が観たいなあ
-----
熊本は昼過ぎまで酷く雨だったけど、夕方から落ち着いてきた。今日もお気に入りのプレイリストで走りに行こう。今日はアプリを使ってみようかな。
追いかけにいこう。捕らえにいこう。奪いにいこう。
「アンセイン〜狂気の真実〜」
(https://movies.yahoo.co.jp/movie/365237/より転載)
2018年に公開されたスティーブン・ソダーバーグのサイコ・サスペンス。
主人公ソーヤー(クレア・フォイ)がひょんなことから精神病院に入院させられるが、そこには以前ストーカーを受けた男(ジョシュア・レナード)が働いていて…というお話。
観ていて感じるのは、精神疾患というボーダーラインの曖昧さの恐怖。
「あの人はおかしいよ」のラインは人それぞれで異なるし、見方言い方によってはそのレッテルをいとも簡単に貼れてしまうのが恐ろしい。
相手の心境を逆撫でさせて追い込んでいく…という手法は普通の社会でも日常茶飯事に行われていることだ。
全編iphoneで撮影されたという点からも興味深い映画。それだけ文明が発達したことを示すものでもあるし、ストーカーという要素からしてもこの撮影方法は恐怖感を引き立てるのに功を奏している。撮影にも拘りのある性格は「オーシャンズ」シリーズでも撮影に関わっていることから分かるが、その縁もあってマット・デイモンがチョイ役で出演しているのが面白い。
(https://eiga.com/person/89641/より転載)
ま〜主演のクレア・フォイの顔が個人的に好みではなくて…笑
まあヒステリックな役を際立たせるには持ってこいのキャスティングか(非常に失礼)。
-----
久しぶりに映画観れて嬉しかったな。
少しずつ、少しずつ。
宝塚記念
宝塚記念と言えば、個人的に悔しい思い出ばかりである。
(http://www.jra.go.jp/datafile/seiseki/g1/takara/result/takara2016.htmlより転載)
競馬を始めた年の2016年、非根幹距離が得意そうなマリアライトが気になっていたが、師匠から「マリアライトなんて来ない」という言葉を信じたら1着。確か本命はドゥラメンテだったと思う。人の言うことを鵜呑みにすると後悔するから信じてはいけない、とこの年に身体と財布で学んだ。
-----
翌年の2017年は神戸新聞杯でサトノダイヤモンドとの叩き合いが印象に残っていたミッキーロケットを本命にするも6着、この年はキタサンブラックが飛び重馬場に強いサトノクラウンが優勝。確か女流棋士の谷口由紀が三連単当てたんだよな、対局の実況中にびっくりしてる動画が印象的だった
(https://www.shogi.or.jp/column/2018/05/lawson05.htmlより転載)
-----
そんでもって2018年、何故だかスマートレイアーを本命にした僕(確かディープ産駒の牝馬でマリアライトと被る部分があったからか)、なんと前年本命にしていたミッキーロケットが7番人気で優勝、2着にワーザー(10番人気)、3着にノーブルマーズ(12番人気)が入着する大波乱。僕まで斜行しそうになった。
和田氏にはお世話になることもあれば「買ってなくてごめんなさい」と思うこともある。一番好きなジョッキーです。
(http://umajo.jra.jp/study/jockey/ryuji_wada.htmlより転載)
和田さん格好良いよね。男でも惚れてしまう。
-----
去年はキセキを本命にするも2着、1着は昨年の有馬記念も制したリスグラシューだった。
3着もスワーヴリチャード(6番人気)だったので近年では比較的堅かったと言える。
-----
法則からいけば次は◯キセキのような気もするが…
武が乗ることで恐喝逃げ(言葉は悪いが)が出来れば面白いのでは。
ただ、宝塚記念ファン投票で1位指名したのが◎スティッフェリオ。
調教はあまり良くなさそうだけど、心の本命にしたい。現在8番人気。
ステイゴールド産駒で道悪も苦にしなさそうだし、何よりオールカマーを制していることからも非根幹距離が合いそうだ。昨年は7着だったけど鞍上が昨年の丸山から今回は幸に変わるので、久々のGⅠタイトル獲得を見たい。イケメンだしね。
(https://umajo.jra.jp/study/jockey/hideaki_miyuki.htmlより転載)
眼鏡掛けたら本当にペ・ヨンジュン感あるよなあ
▲はペルシアンナイト。理由は和田だから笑
でも内枠だし、調教も良さそう。距離延長がどう出るかだけど、近走調子を落としているので変化は良いことだと思う。
3強、と言われているサートゥルナーリア、ラッキーライラック、クロノジェネシスだけど、牝馬2頭は特に大阪杯ワンツーだが正直ぬるいレースだったと思っているので、開催後半のタフになった重馬場の阪神2200mではまた変わってくると思う。サートゥルナーリアは…うーん、1番人気だから飛んでほしい。って、こんなんだから当たらないんですけどね…笑
まあ、折角のオールスターなので好きな馬から買いたいと思います。
あわよくば荒れてくれても構わんよ!
-----
ふふん。
新しい世界の光が、薄明光線のように差し込む。
RUN TO YOU
急に、走りたくなった。
不甲斐なさも、今の僕の置かれてる現状も、過去も、願いも、未来も、全部引っ括めて、走り出したくなった。
思い付いた勢いでランニングシューズを履いて、bluetoothのイヤフォンを引っ掴んで外に出た。
-----
思いが連なったプレイリストを再生して走り出す。
家から通っていた中学校まで約3km、取り敢えずそこまで目指して。
ずっと真っ直ぐの田舎町だけど、この景色を眺めるのは卒業して以来。
ウルフルズの「ぼくのもの」で泣きそうになる。
丁度中学校に着いた時に流れたのがスピッツの「フェイクファー」。思わず力一杯駆け抜ける。
-----
この中学校を卒業して、今年でもう折り返してしまった。
この15年で僕の何が変わっただろう?
流れている音楽はその年月の間に好きになった、恋人もできた、でも今の僕に残ったものは?
僕はきちんと大人になれているだろうか。
あの頃の自分に逢ったときに果たして誇れるだろうか。
-----
そこから母校の小学校に回ってみる。
中学校からは700m。
僕が通っていた旧校舎は建て壊されているけれど、グラウンドはそのままだった。
頭の中で運動会をイメージしながら全力で1周してみる。
生温いけど少しだけひやっとした空気が気持ち良い。
グラウンドを出て、当時の下校ルートをそのまま帰ってみる。
小学校から家までも約3km。
クールダウンも兼ねて歩いて帰る。
道のりには延々と言っていいほど竹林がある。
あの頃に戻ったみたいで懐かしい。
雨の次の日なんか、竹を蹴って葉っぱに乗った水滴を落として遊んでいたっけ。
至る所で道草して冒険して。
わざと犬に吠えられ追いかけられて、それだけで楽しかったあの頃。
-----
asian kung-fu generationの「遥か彼方」、サビで全力疾走する。
外灯もない田舎町で転びそうになりながら、楽しかった。気持ち良かった。
走っていて気持ち良いなんて、人生で初めてかもしれない。
運動不足の身体で、脚が棒みたいになったけど、何とも言えない多幸感があった。
-----
定期的にとは言わないけれど、フラストレーションが溜まったらまた走ろう。
そうやって少しずつ近づいていく。
僕は変わりたい。新しい世界が見たい。
"i wanna run to you
won't you hold me in your arms
and keep me safe from harm."