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君が吐き出したものを僕は食べたい
どうして僕は届かないんだろう
嘘みたいに届かない
最近またノーベンバーズを聴いている。
暫くは悲しくて聴けなかったんだけど、ようやくまた純粋な気持ちで彼らの音楽に触れられるようになったから。
美しいものだけに触れていたいとも思うし、一方で汚いものを知らないと美しいものの美しさが薄れていくのでは、とも思っている。
知ったら驚くような美しさで愛したい。
淀みのない湖みたいな心で想いたい。
こんな気持ちを忘れていたくないって、ただそれだけです。
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触りたいなあ、と思う。
誰も触れたことがないようなその心に届きたい。
それはもしかすれば経験したことのない温度かもしれないけれど、そこに届いたならきっとあたたかな場所へ歩き出せる、と思っている。
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「テネット」観に行きたいな。
クリストファー・ノーラン監督の最新作ということで評判は上々みたい。
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レッチリのバンドスコアを買おうと思ったんだけど、改めて聴きなおして、バンドするときに改めて買おうって思った。ベースも大事なバンドだし、ジョンがちょっと特殊だからね。。
その代わり、ゲームストアバネストさんで気になってたトリテ「ドゥッベ」と紙ペンゲーム「ウェルカムトゥ」、あとずっと欲しかった「ロストシティ」を頼んだ。
幾ら以上買うと送料無料って、だいたいそうしちゃうよねえ…!
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もうすぐ10月。
僕の、僕らの10月はすぐそこまで来ている。
地元ゲーム会 その7
この日のトリックテイキング会には、最近のいつものメンバー、まーくんと弟とちーのぐに加え、大学の友人であるきょうへいも参加してくれた。
プレイしたゲーム: glaves、パリティ、スリートリックス、エレメンツ、ウーゴ!、エッベス、ゼロ
- glaves
先日の「ネイブ」同様Jがマイナス点の切り札ありマストフォローのトリックテイキングなんだけど、ジャーマンホイストのように山札の一番上が捲れていて、トリックを取ったプレイヤーがそのカードを獲得、あとのプレイヤーは裏向きのまま山札から引く。手札が無くなるまでトリックテイキングを続け、獲得トリック数×1点、Jはスートにつきマイナス点。ただしシュート・ザ・ムーンのルールがあるので、Jを全て取れば自分のみがプラス点。
今回は3人プレイだったので、総トリック数17のシュート・ザ・ムーンが7点のルールで20点に到達したプレイヤーの勝ち。ネイブに比べバランスが良くなっているような気がした。特に山の上がJだと誰の手札に入ったか分かるのであぶり出しが効く。警戒したせいかシュート・ザ・ムーンは起きず、7ラウンドの攻防の末これは僕の勝ちでした。
- パリティ
人数分ディールを行う。ノートランプ(切り札なし)のオーソドックスなマストフォローのトリックテイキングなんだけど、獲得したトリック数が奇数ならそのままプラス点、偶数ならそのままマイナス点。天国と地獄は表裏一体だと体現しているパーティ寄りなゲームだった。
きょうへいも含め4人で。4人の場合は12枚ずつのため4枚は使用しない。みんな3トリックずつなら3点ずつで平和なんだけどそんな訳にもいかず、逆転を狙うまーくんが獲りすぎてマイナス8点になるなどわーきゃー言って楽しかったなあ。ノートランプだから終盤になると打ち出しが辛く、その辺も含めて運要素の強いゲーム。4ディールとも奇数で纏めた僕が勝ちました。
相変わらずトリテはトランプでやると写真で違いが分からないなw
- スリートリックス
その「パリティ」の系譜上にある「スリートリックス」は4人限定。その名前の通り、獲得数3トリックが一番良い。けれど4人なので、誰か一人はあぶれてしまうという仕様。
これもノートランプのマストフォロー。人数分のディールを行う。1ディール終了時に、
- 0トリック: -5点
- 1トリック: +1点
- 2トリック: +4点
- 3トリック: +9点
- 4トリック以降…獲得トリック数がそのままマイナス点
という得点計算方法になっている。これはインストしている時点で面白かったけど、そういうゲームはやはりプレイしても期待を裏切らない。
トリックを取らなすぎてもマイナス、できれば3トリック取りたいがその先はマイナスのみ。勿論中盤以降の打ち出しは大変危険で、スートが枯れているのが分かると途端に「やばいやばい!」と連呼する始末w
1ディール目に華麗に9点を獲得したきょうへいはその後あれよあれよとマイナスを重ね最下位、逆に堅実にプレイした弟が10点で1位でした。
このトリテは面白かった!4人で少し時間が空いたときにはちょうど良いんじゃないかな。
- エレメンツ
間にトリテ以外を挟むブレイクタイムとして、何だか無性にやりたくなった「エレメンツ」を4人で。
5色の0〜10の11枚。5つのエレメントが描かれたカラーカード(火、木、月、水、雲)を並べ、まずは1人ずつどこかのカラーカードに手札からカードを伏せていく。これがエレメントの強さとそのラウンドでの得点を決めるフェイズ。カラーカードの序列が決まったら、点数の低いエレメントから競りが始まる。1〜4枚のカードで入札を行う。打ち出しのプレイヤーからまずは1枚ずつプレイかパスを選択、2周目も1枚をプレイ/パス。3周目は2枚をプレイ/パス。ここがミソ。
全員のカードを比べたときに、強さは
- 4枚の同数
- 4枚の同色
- 3枚の同数
- 3枚の同色
- 2枚の同数
- 2枚の同色
- 1枚
という順番になっている。3枚の10よりも4枚の1.3.4.5の同色の方が強いのです。
入札に使用したカードは全て捨て札になり、徐々に点数の高いエレメントになっていくのも面白い。後半に残しておきたいけど、折角ここまで来たなら引き返せない…なんてこともざらで、そうなると入札を途中で諦めたプレイヤーの得になっていく。
自分が降りるタイミングとその駆け引きが重要なゲームで、本当に久々にプレイしたけどかなり良いゲームだなと感じました。このゲームはきょうへいと僅差でまーくんの勝利。僕はダントツの最下位でしたw
- ウーゴ!
スートを絞って獲得したいトリックテイキング。ボードがあるとまたワクワクしてきますね。
5色の0〜8。ノートランプのマストフォローなんだけど、トリックは色に関わらず数字の大きなカードをプレイしたプレイヤーが取る。獲得したトリックは色ごとに個人ボードに置く。最初は2スート分のポケットを持っているけれど、きちんと整備されていない領地にまではみ出してしまうと大きなマイナス点になる。
このおじさんがとっても大事なゲーム
ポケットを増やすにはおじさんマーカーが必要なんだけど、これは幾つかのカードに描かれていて、そのカードでトリックを取ったり取られたりする事でもらうことができる。勿論0や8のカードにはおじさんはいない。中途半端な数字に潜んでいるのだ。
1ディール終了ごとに得点計算。整備されている領地にあるスートは一番上にあるカードの額面がそのままプラス点。整備されていない領地にまでカードがある場合、不足するおじさん1人につきマイナス5点(!)。これはかなり痛く、5スートフルで取らされるとなかなか回復が難しい。それも全て手札運に依るところが大きく、戦略でどうこうというよりはうわーこりゃやばいぞーなんて言いながらわいわいプレイするゲームかな。
人数分の4ディールが終わったときにはまーくんがトップで終了。
- エッベス
これがまた難しいトリックテイキング。というのも、基本ゲームは5人プレイで5スート1〜10のマストフォローではあるのだけど、ゲーム中に切り札やプラス点のスート、マイナス点のスートが決まっていくという変態仕様。
予め1〜5のナンバーカードをシャッフルし1枚を公開。あとはトリックテイクを行い、その数字が出てくるたびに
- 切り札
- プラス点
- エッベス
- マイナス点
- 次ディールのリードプレイヤー
のスートが決まっていく。点数計算はディールの終了時だが、プラス点とマイナス点は獲得した枚数、エッベスは最大/最小のプレイヤー以外が3点。つまり取りすぎても取らなすぎてもダメなのである。
これを基本ゲームでは5ラウンド行う。
一見分かりづらいようだが、基本は切り札ありのマストフォロー。そのディールの鍵となるナンバーカードを持っていればある程度のコントロールはできるが、それは展開を見て判断する必要がある。自分により有利なようにそれぞれのスートの取捨選択を行う必要がある。
このゲームでは1ディール目にプラス点を多く獲得した僕が大きく先頭に躍り出たは良いものの、後半はプラスもエッベスも取れず泣きたい気持ちに。後半の追い上げできょうへいが辛勝。エッベスは5枚獲得した時点で3点は無いものになるので、序盤で獲得したスートがエッベスやマイナスになるならたまったものではない。この辺の駆け引きが絶妙に難しいし楽しい。一回ずっしりしゃがんでしまうとなかなか回復は厳しいが、そこもご愛嬌。
ヴァリアントは、
- 各スートの枚数を増やす
- ナンバーカードとカラーカードのセットをディール毎にプレイヤーが選ぶ
というもの。単純に枚数が増えれば逆転も可能だし、ナンバーカードを選択できればプレイに幅が広がるのでより戦略的になる。これは近いうちにプレイしたいなあ。
- ゼロ
最後に空いた時間で4人で「ゼロ」を。
きょうへいもおそらくは記憶の彼方で遊んだことがあると思うけど、思い出しながらのプレイ。どこで閉めにいくかがポイントなんだけど、やっぱり配牌の時点で多そうな色を集めてその後に数字を重ねていくのがコツなのかな。最後の4ラウンド目は僕と弟が数点差まで迫っていたけど、4人中弟以外がゼロを達成し僕の勝ち。まあでも僕はこの日あったオールカマーや神戸新聞杯で、いろんな意味でゼロでしたw
こんなところで7時間のゲーム会が終了。あっという間だったな。きょうへいは初めましてなのにみんなすんなり溶け込んで遊んで仲良くなれるのはやっぱりボードゲームの良さだと思う。来週も昼〜19:00で企画中。たくさん遊べるといいね。いつか大切なひとも連れて遊びたいな!
君を待つ間
やわらかな光に騙されながらいこうじゃない
泣きそうな顔もバレてしまうのに
君を待ってた だから
やっぱり会ってさ キスくらいはしたいじゃない
いつまでだって待ってるから
待ってるから…
どうして秋はこんなに心地が良いのだろう?
やっぱり単純に涼しいからだろうか。
それとも甘い記憶がこびりついているからだろうか。
濃く色付く木々や薄くなっていく空が好きだからだろうか。
いずれにしたって、この短い秋の季節に、大切に想うひとと同じ時間を過ごすことはかけがえがなくて、何だってできそうな気がしてくる。
今朝は素敵な夢を見て、カーテンを開けたら気持ちが良くて、それだけでとても心が満たされた。
朝、あまりにも彼岸花が綺麗だったのでシャッターを切った。
世間一般的にあまり良いイメージのない花だけど、調べると実は花言葉は"思うはあなた一人"、"また会う日を楽しみに"。
自分に重ね合わせてしまった。健気に凛と咲くその姿に、言葉にならない感情を抱いてしまう。
僕もあの花のようになれたら。
僕は素敵な世界が見たいよ。
素敵な色を見せたい。
いつだってそう思っている。
いつまでだって待っているよ!
chernobyl
僕の優しさ いたわり 愛を全て
あげられたらいいと思っている
誰かを想って、そのひとの為にプレゼントを見て回るのは本当に素敵な時間だ。
何を渡したら喜ぶか、その顔を想って街を歩く、その時間に何と名前を付けようね。
僕は、僕が好きなひとたちを好きで、嬉しい。
これだけ大切に想えるひとに出逢えて、そして好きになれて、心から嬉しいと思っている。
あの日部屋の窓から叫んだことも、それで遠くの犬が叫んだことも、笑い合ったことも、いつまでも忘れていたくないよ。
いつだって足りないのに、いつか忘れてしまうなんてさ。
そんなのは悲しすぎるよ。
だから忘れないように、反芻をして、何度だって伝えたいんだ。
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明日はゲーム会。4人は集まりそうなので、トランプを用いてプレイできるglavesとパリティー、スリートリックスは遊びたいな。
あと久しぶりにウーゴ!もしたい。今はまたプレイ感が違うのかしら?
ボトルインプが欲しいなあと思ってる!
スウィートソウル
手を取り抱きしめ合うなら
それだけで何も
何もいらない あぁ
君と僕に
最近キャンプをするひとが周りに多い。
近頃は確かに流行っているし、家族連れで自然を楽しむ良さは非常によく分かる。でも出不精で極度のインドア派の僕からすれば、準備や片付けも手間が要りそうだし、何より道具を揃えるのに初期投資がかなり必要そうなのがネックなのだ。
だから最近はグランピングというものがブームになっているらしい。食材など持ち込めば良く、コテージのような場所で手軽にキャンプ気分を味わえるってやつ。
でもキャンプやグランピングというのは確かに魅力的で、どの部分かというと、日常を忘れてゆったりとした時間に身を委ねる感覚。何にも追われず、自然により近い場所で鳥や虫の声をBGMに心を癒す。とても有意義なことだと思う。
どちらにしろ言えるのは、趣味は突き抜けた方が良いということ。何か一つのことを突き詰めて、所謂"マニア".になるのは大事なことだと思う。その方が"面白い人間"になれる。自分の好きなことを、目をキラキラさせて熱を持って語れる人間というのはそれだけですごく魅力的だし素敵だ。
僕が好きなひとたちや尊敬するひとたちというのは大抵何かの変態であることが多い。
フリークやギーク、オタクというのは褒め言葉です!
ゲリラ的3人トリテ会
先日は4連休の終わりに、大学の友人(きょうへい)と会う約束を。久しぶりに遊びたいというので、面子的な面と共通項から弟も連れて行くことに。
トランプを使って3人トリックテイキング会を開きました。
- ネイブ
まずはネットで紹介されていた「ネイブ」を。
52枚を配り切り、余った1枚は切り札表示カード。マストフォローのトリックテイキングなんだけど、1トリックにつき1点、ただしJはスートによりマイナスが加算される(♠︎-1、♣︎-2、♦︎-3、❤︎-4)。先に20点に到達したプレイヤーの勝ち。
誰がどのJを持っているかがバレると、そのスートで攻められて出させられたりするのでその辺に注意してプレイしないといけない。大きく点差が離れることはないけど、オーソドックスなプレイ感で安定して面白かったゲームでした。
- trick of the dead
かのジョージ・A・ロメロの名作のオマージュ的なタイトルが付けられて3人用トリテならやるしかない!と息巻いてプレイした「trick of the dead」。3スートの3〜9とKのみを使用。前半と後半に分かれていて、前半はメイフォローのトリテ。ランクの大きいプレイヤーが1点獲得、その後ランクの低かったプレイヤーから順に今のトリックのカードから1枚を取り自分の前に伏せる(これをゾンビ札と呼ぶ)。残り手札が1枚になったらゾンビ札を回収し後半戦、1トリックにつき2点のマストフォローでKが切り札。後半にたくさんトリックを取ればいいかといったらそうでもなく、前半と後半の合計点の1の位の数字が大きいプレイヤーの勝ち。
2回ほどプレイしてみて、確かにテンポは良く前半と後半の点数を考えながらプレイしていかないといけないんだけど、なんかすっきりしすぎてる印象。手札にKがあれば常に最強なのでその手札運と使い所?ゾンビとトリックテイキングが好きすぎるあまり個人的な期待値を上げすぎた感はあります…
ゾンビのバイシクルでやったらまた雰囲気も変わるかしら。
でも、以前獲得したカードが復活するあたりのシステムは好きなので、また機会があればやってみたいかな。
- ナインティナイン
3人用トリテといえばこれ!と言われるナインティナインだけど、ようやく遊べた。色々とルールが変更になっているようだけど、各スートの6〜K,Aとジョーカーを含めた37枚を使用。12枚ずつ配って残った1枚が切り札スート表示、これがジョーカーか9ならノートランプ(切り札なし)。手札にジョーカーが来たら切り札表示のカードとして扱うのが良いルール!
所謂ビッド系のトリテなんだけど、ビッドは3枚の手札を使って行う。12-3=9トリックあるけど、伏せたカードのマークで枚数を決める(♣︎=3、❤︎=2、♠︎=1、♦︎=0)。例えば♣︎♣︎♠︎なら3+3+1=7トリック取る、のような感じ。
全員3枚伏せたらマストフォローのトリックテイキングを行い、1人のみビッド成功なら30点、2人成功なら各20点、3人とも成功ならそれぞれ10点。それにプラスして獲得したトリック数×1点。
また、伏せた後にプレミアムビッドをする機会が与えられる。①デクレア(ビッドしたカードをオープンしてプレイ)、②リビール(ビッドしたカードと手札を全オープンでプレイ)の2種類あって、デクレア成功なら追加で30点、リビール成功なら追加で60点(!)。
9ディール方式ではなく100点到達で勝利というルールで2回ほどプレイしたけど、どちらもきょうへいが勝った。そのうち1回はリビールも成功させてしまう始末…。リビールをビッドされて上手くいかせてしまうなんて、なんて兄弟だ!
噂に違わぬ面白さ。ナインティナインは今後もプレイしたいトリックテイキングでした。
- ロウボート
ロウボートを3人でプレイしたのは初めて。ゲーム終了条件が150点に変更になるのと、他には灯台を使用した際にそれぞれの手札を見られるという点くらいかな。
3人でも十分面白い傑作!要は打ち出しプレイヤーが別にいて且つ何を出すかが決まっていて、何トリック取れるかというゲームなんだけど、これだけのルールで十分面白いもんなあ。
サンドバッグのルールで僕が1回転覆、きょうへいと弟が160点ずつで同点だったけどサンドバッグ差できょうへいの勝ち。相変わらずトリテ強いなあ…
- klask
最後はきょうへいの持ち物であるklaskを。
磁石を利用したエアホッケーみたいなゲームで、6点先取で勝利。オレンジの玉を相手ゴールに入れれば1点。もしくは中央に3つの白い物体がコマに2つ以上付いてしまうと相手に1点。あとは自陣ゴールにコマが入ってしまうと相手に1点。
たったこれだけなのに、自滅したり白いラインが引っ付いたりしてゲラゲラ笑ってプレイしてた。今回はインストしてもらって兄弟対決だったけど、6-5で辛勝。まあ兄だし、そりゃ勝たないとね!
今回使用したトランプは錯視がモチーフになっていて、トリックアート展的なところのお土産屋さんで購入したやつなんだけど、材質がとても好みでした。変にエンボス加工じゃなくてこういうのもいいなあ。旅行先に行ったらまずお土産はトランプを見る事にしよう。
トリックテイキング
僕の好きなゲームのジャンルに、トリックテイキングと言われるものがある。
殆どのトリックテイキングゲームには、配られた中からリードプレイヤーが1枚カードをプレイし、他のプレイヤーはルールに沿って1枚ずつプレイし、その中で最も強いカードを出したプレイヤーがそれらのカードを取る。これを「トリックを取る(=トリックテイキング)」と呼び、そのプレイヤーが残った手札から1枚カードをプレイし…という大筋の流れがある。
トランプでいう絵柄の種類(マーク)のことを「スート」と呼ぶが、リードプレイヤーが打ち出したカードのスートと同じものをプレイしなければならない「マストフォロー」というルールがオーソドックス。マストがあればもちろんスートをフォローしなくても良い「メイフォロー」のゲームも多数存在する。
殆どのトリックテイキングゲームはこの流れを踏襲していて、そこにゲーム毎に面白いルールで味付けがなされている。これは本当に多彩で、トリックを沢山取ることを目的とするゲームや、逆に取らないことを目的とするゲーム、自分が何トリック取れるか予想する(=ビッド)ゲーム、またはチーム戦、はたまた全員で協力して目的を達成するゲームなど、その種類については枚挙にいとまがない。でも、基本的なルールは一緒で、一度覚えてしまえれば他のゲームにすんなり入ることができる。僕がトリックテイキングを好きな理由の一つにはこの部分が大きい。
先日は2人用トリテの「ダックスープ」を遊んだ。
メイフォローで、前半のダックステージと後半のスープステージに分かれる。配られる手札は13枚で26枚が山札。ステージによってカードの強さが異なり、ダックステージでは強い順にA,2,3...J,Q,K、スープステージではA,K,Q...4,3,2。
リードプレイヤーのスートをフォローして尚且つランクが上ならトリック獲得(1点)。スート違いのカードならリードプレイヤーがトリック獲得(2点)。もしくは同じ数字を出せば勝てる(2点)が、リードプレイヤーがまた同じ数字を出せば権利が回ってくる(4点)。更にそこに重ねられればフォロープレイヤーの勝ち(4点)。プレイした分だけ山札から補充して、山札が枯れれば後半戦へ。1ディールの勝負は前半と後半の点数を掛け合わせたものが得点となるので、バランス良く点数を重ねる事が大事。
初心者にも分かりやすい、トリックテイキングの導入には最適なゲームだと感じました。マストフォローの概念の導入として取り入れたいなら「ジャーマンホイスト 」をやってみたいけど、これはまた後日。